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執筆者の写真西田 幸広

トリートメントの定義


先日、酸熱トリートメントの講習をしてもらいました。


今回の酸熱トリートメントは、よくよく話を聞いてみると

少しダメージがあるらしく、ブリーチをしていたりダメージのある髪には使えない

という事でした。


「じゃあトリートメントじゃないじゃん。」と思いました。



トリートメントを

『髪に栄養を与えるもの』と取るか


トリートメントをすることによって

『仕上がりが、求める質感になったり艶がでるもの』

と取るかで違ってくると思います。


栄養を与えても必ずしも求める質感になるわけではありません。

近づくとは思いますが。


逆に求める質感や艶が出て、髪に負担がかかりすぎないのであれば

栄養じゃなくてもいいのかもしれません。



そこの線引きは人それぞれで、美容師もどう捉えるかは人それぞれなのだと思います。




 

今回の講習を受けての僕の考えですが


ダメージがあると言ってもそこまで痛むわけではありません。

極端なこと言うと水に濡れるだけでも髪はダメージを受けています。


でもそれくらいは気になりませんよね? 


水に濡れる程の少ないダメージではないですが、パーマやカラーに比べると全然比べ物にならないくらいのダメージです。


一応トリートメントという名の商品ですのでそこまで心配はないかなと思います。


そして美髪にするという事を前提で長い目でみて


髪質を活かすのがベストだと思いますが、それだけではつまらない。


硬い髪の方は猫っ毛に憧れるし

猫っ毛の方はボリュームがありハリのある髪に憧れる。


憧れる髪に近づける対価として、少しのダメージくらいは受け入れられるのではないか。


そういう考えに至りました。



今回の酸熱トリートメントは

髪質編集という感じです


髪が健康な方、ダメージにさほど悩んでない方で

・艶が欲しい

・ウネリを抑えたい

・ハリが欲しい、柔らかい髪質にしたい、など髪の質感を変えたい

という悩みをお持ちの方には良いかと思います。


近々メニュー化すると思いますので気になる方は言ってくださいね。

価格の事も含め、もう少し詳しく説明させていただいて

髪を見て相談して決めましょう。




 

『トリートメントの違いと特徴』



従来のトリートメント

ダメージによる広がりパサつきウネり手触りがゴワゴワ等の改善



再現トリートメント

ダメージによるものと、髪本来の質感を変えることができます。

艶が出て、しなやかでハリのある質感になり

お手入れのしやすい髪質に変えていけます。

トリートメントの上位版と考えて頂いてよいかと思います。



髪質編集(仮)

かたい髪は柔らかくしなやかに

柔らかい髪はハリのある髪にすることができます。

クセも少しですが伸びて収まりの良い髪形にすることができます。



再現トリートメントよりも価格が安く、時間もかからないので

健康な髪の方で髪の質感チェンジをしたい方にはいいのかもしれません。


再現トリートメントが気になっていた方で健康な髪の方にもいいと思います。




 


美容業界でも酸熱トリートメントは賛否が分かれています。

その原因はトリートメントという言葉なのではないかと思います。


やっぱりダメージがあるとなると

「じゃあトリートメントじゃないじゃん。」となるんです。


そこをうまく使いこなして、特徴を理解して

必要としているお客さんに悩みを解消できるアイテムとしておススメするのが

美容師の仕事なのかなと思います。


酸熱トリートメントは流行っていますが、誰にでも合うものではありません。

SNSなどでサラサラツヤツヤの髪の動画や写真が上がっていますが本質はそこではありません。


毎日のお手入れがラクで、綺麗でお客さん自身が扱いやすい髪になるモノ


なのだと思います。


調べれば何でも出てくるので酸熱トリートメントを縮毛矯正みたいなものと思っている方も結構います。


僕も最初そう思っていました。


でも実際やってみると別物だし、良いところも悪いところもあり、誰にでも合うものではないという事もわかりました。


でも、求めていたのはコレだ!という方も結構いるのではないかと思います。



新しいモノは良いところを見極めて、求めている方におススメしていきたいなと思います。


どういう悩みを持っている方に合うものなのかというのが一番大事にしていきたいと改めて思いました。


全ての人に良いモノってなかなかないですし、合うか合わないかだと思います。


それを見極めるのが僕の仕事なんだと思いました。



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